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能勢よもやまコラム
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シンプルなパンは生地へのこだわりの証

ボン・デリッシュ

道の駅「能勢・くりの郷」から歩いて10分ほどの距離にある「ボン・デリッシュ」。店内には飾らないオーソドックスな焼きたてパンが並ぶ。

道の駅を利用するシニア層にも食べやすいソフトでボリュームのあるパンを作ろうと思い、この場所にお店をオープンした。

生地へのこだわり

生地にこだわることを一番大切にしているから、必要以上に具材は入れない。

「具をたくさん入れすぎると、生地がつぶれてしまう。都会の人気店のような具材がたくさん乗ったおしゃれなパンも良いけれど、お家に帰ってからパンを温めて、それぞれが好きな具材と一緒に食べてくれればそれが一番。」と店主の山本さん。

食パンは8〜9時間の長時間発酵。買ってから2〜3日経ってもトーストすればいつまでも美味しく食べられる。食品添加物が使用されているマーガリンやショートニングは使わず、フレッシュバターのみ使用。長く食べ続けられる安心安全な材料だけを使用してくれているのが嬉しい。

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店主の山本明植さん

パンそれぞれの生地の食感を楽しんで

生地に胡桃が混ぜ込まれ、ふんわりとして大きな「くるみる」。テレビでも紹介された一番人気のパンだ。

山本さんのおすすめは、「丹波の黒豆ぱん」、「パン・ド・ミー」、「角食パン」の3種類。

しっとり生地に丹波の黒豆が楽しめる「丹波の黒豆ぱん」。長時間発酵で時間が経っても美味しく食べられる「パン・ド・ミー」「角食パン」。トーストすると、外はパリッと中はもちっとしているのが特徴だ。

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山本さんおすすめの丹波の黒豆ぱん。艶やかな見た目が食欲をそそる。

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「パン・ド・ミー」、ぜひお家でトーストして食べてほしい。

パンの世界に魅了されて

20歳のときアルバイトしていたのはガソリンスタンド。その近くにパン工場があり、そばを通るたびに工場の中で職人がパンを作っているのがよく見えていた。ある日、その工場でパン職人を募集していたのを見つけ、パン作りの修行が始まった。

なぜパンに惹かれたのか。

高度経済成長期に少年時代を過ごした山本さん。まだ一般家庭でパンを食べるのが珍しかった時代。「パンが贅沢で憧れていた少年時代の頃の記憶が、頭の片隅に残っていたのかも」と山本さん。

パン修行8年を経て、パンの文化にふれるバックパックの旅へ。28歳のとき、ヨーロッパを中心に、トルコやアメリカへも渡航。それぞれの国のパンを食べ歩いた。

パン職人として箕面で10年働いたあと、5年ほどブランクがある。当時はパン作りとは全く関わりのない他の仕事をしようと何度も試みていたそう。

しかし、パン作りから離れている期間もパンへの愛情は薄れることなく、パン作りに対して自信を持つ職人気質な性格もあってか、またパンの世界に戻ってきた。

パンを楽しみにしてくれる人のために

能勢でお店をオープンして、生地にこだわった美味しいパンを作り続けて15年。リピーターとなったお客さんも数多くいる。店頭にずらりと並んだパンは、お昼過ぎには完売になることも多い。お店の片隅には、パンが入ったお取り置きの袋がたくさん置かれていた。電話での注文も多い。買いに来た常連のお客さんとの立ち話も弾む。

2009年、有名テレビ番組で紹介され、翌日から行列ができたこともあった。全国各地から注文の電話があり、わざわざ遠方から買いにこられる方もいた。それでも常連のお客さんへの配慮を忘れないことを大切にし続けることで、今がある。

季節によって商品を変えることはほとんどなく、年間を通して同じパンが食べられる。現在25種類のパンを販売しており、道の駅でも4種類のパンを販売している。オープン当初からの変わらぬ想いが、長く続く人気の秘密かもしれない。

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取材日:2023/12/20 文:大池 結香

取材先詳細リンク
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