能勢の静かな山間に建つツリーハウスが特徴的なテラスカフェ＆ギャラリー。

車を降りると、山の木々が揺れる音と共に心地よい音楽が聞こえてきて、お店に入る前からゆったりした空気に包まれる。

1999年にオープンし、2024年には25周年を迎える能勢の中で老舗の人気カフェ。特注のログハウスは天井が高く開放的。沢山飾られた魔女の人形達が遊び心満載で、童話の中の森小屋に来たようなワクワクした気持ちにしてくれる。

ヴィーガンメニューのおいしさを広く知って欲しい

「ヴィーガンメニューのタイカレーをぜひ食べて欲しいんです！」とオススメしてくれた店主の上方みどりさん。ご自身もヴィーガンだ。「地球に住んでいるから、自然に良いことをしたいんです。」と信念を伝えてくれた。

ヴィーガン食は優しい味付けのイメージをしていたが、オススメのタイカレーはココナッツミルクの香りが口に入れた瞬間広がり、深いコクで爽やかな辛さがクセになる。およそ10種類の野菜がたっぷり入って食べ応えも抜群だが、食べ終えたあとに胃の重さは感じない。食材の限られるヴィーガン食は美味しく作るのが難しいそうだが、輸入品などには頼らず、地産地消を心がけている。レシピは日々研究をして改良しているそうだ。

持ち帰り商品については事前にお電話でお問い合わせを。

デザートは全て卵乳不使用のヴィーガンメニュー。中でも人気メニュー「ソルベサンデー」は華やかな一皿。マンゴーソルベかバニラアイスを選べるようになっている。この日選んだのはマンゴーソルベ。タイカレーで熱を帯びた体をクールダウンしてくれる。

スマホやカメラは置いて、カフェで過ごす時間を堪能して欲しい

新緑や紅葉の時期はテラス席が大人気。店内にいるのに、まるで森の中にいるような気分になる。

「今の日本人は忙しすぎると思うんです。テラス席で奥さんが編み物をして、隣でご主人が過ごしてるご夫婦がいたんです。そんな風にゆったり過ごして欲しいです。」という店主の上方さん。

私もいざスマホを置いて過ごしてみると、美しい音楽と窓から見える景色、美味しい料理と真摯に向き合え、とても贅沢な時間を過ごせた。

一緒に過ごす大切な人、もしくは自分とゆっくり向き合える至福の一時を味わってみては……。